年頭のご挨拶 2025
2025年01月06日
合同会社TCMミャンマー
代表社員 都築 治
明けましておめでとうございます。
私がミャンマーに関わって30年になります。
その間、ミャンマーの中小・零細企業の発展と、日本企業との連携を目指して取り組みました。一部ではうまくいった面もありますが、正直言って成功したとは言い切れません。その最大の要因は、米欧の同国に対する経済制裁と、ミャンマー国内のゴタゴタの政争が絡んでいることです。
日本はアメリカに抗えない国ですので、独自な外交政策を展開することは難しくなっています。アメリカは民主主義を標榜する国ですので、ミャンマー現政権の頑なに見える民族主義に対しては、きわめて強固な姿勢を貫いています。そこで、ミャンマーはロシア、中国に頼らなければならなくなっています。中国は、ミャンマーにますます関与を深めて来ています。
ミャンマーの紛争解決には、日本が主体性を発揮して当たればよいのですが、対米追随政策の日本政府が主導性を発揮するのは容易ではありません。この状態がさらに続きますと、日本がミャンマーを始めアセアンで長きに亘って築いて来た地位を、中国に譲渡さなければならなくなります。
当社のメンバー及び関係者には、ミャンマーでの経験と造詣の深い諸氏が揃っています。経済界、官界等での人脈に関しましては、他の諸団体、企業に引けを取るものではないと自負しています。(一社)日本ミャンマー友好協会とは深い関係にあります。当社は存続できる限り、ミャンマーの経済発展に尽くす所存でございます。
本年も一層のご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。
カテゴリー: 未分類