ご挨拶
合同会社TCMミャンマー設立について
代表社員 都築 治
この度、有志10人で合同会社TCMミャンマーを立ち上げました。TCM ミャンマーのルーツは、1995年に設立された中小企業診断士を中心としたコンサルタント集団ザ・コンサルタンツにあります。ザ・コンサルタンツは、その後ミャンマーに関心がある者が集まりThe Consultant’s for Myanmar(TCM)として組織化し、2003年5月1日に特定非営利活動法人として法人登記をしました。
その間、1999年にはミャンマー商工会議所連盟のメンバー多数を横浜市に招聘し、工場見学、歓迎パーティを開催いたしました。2004年にも、再度招聘しています。2000年3月訪ミャンマー視察団を派遣し、会議所副会頭などとの討議の様子が国営紙に掲載されました。2003年10月には同会議所とMOUを締結し、パソコンの寄贈、ミャンマーの有力IT企業15社の実態調査、パソコン研修の実施、日本語教室開催などを行いました。視察団の派遣については、神奈川県工業会メンバー派遣など再三再四行いました。
日本国内では、当時未知の国、神秘の国と言われていたミャンマー紹介の写真展を3年連続開催し、読売新聞、朝日新聞、毎日新聞,神奈川新聞等各紙に掲載されるなど、前途洋々たるものでした。然し、米欧による経済制裁、メディアのミャンマーバッシング報道などがあり、我々の活動は遅々たるものになりました。停滞を余儀なくされたのです。
2011年、テインセイン政権下になって明るさが見えて来ました。12・3年頃からはミャンマーブームが発生し、過熱化しました。2016年、実質的なアウンサンスーチー政権になり、ブームが落ち着きを示すようになりました。ここに、ようやく我々の出番が訪れたのです。然し設立当時の仲間は、鬼籍に入った人や現役を引退した者がおり、新しい仲間を加え、合同会社として再出発することとなりました。
当合同会社は、日本企業のミャンマー進出を支援すると共に、ミャンマーの中小・零細企業の発展、ミャンマー人の能力育成に資することを最大の使命と考えています。このことが、他団体との大きな違いです。我々は、ミャンマー好きな人間の集まりです。
(2017.10.6記)