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2024年 年頭に当たって
合同会社TCMミャンマー
代表社員 都築 治
明けましておめでとうございます。
昨年は、国内外共ごたごた騒ぎの1年でした。ロシアとウクライナの戦乱泥沼化、ハマス対イスラエルとの戦い勃発、アメリカ国内におけるバイデン一派とトランプ一派の抗争、中国経済の不透明化、岸田政権の支持率急落・党幹部や閣僚の失脚、ミャンマー国内の打ち続く紛乱等々、気の晴れない日々が続きました。
当合同会社は、設立の経緯から(一社)日本ミャンマー友好協会(JMFA)、その関連団体であった(一社)ミャンマー経済投資センター(JMEIC)と深い関係があります。JMEICは代表者の逝去により活動を止めました。JMFAはミャンマー国内の政治、宗教信条等の問題に関しては中立の立場を堅持し、友好親善の活動に徹しています。当合同会社は、ミャンマー国内の治安回復を願うばかりです。
ミャンマー国内は、ヤンゴン、マンダレー等都市部の治安には問題ないそうですが、武装勢力が多くいる地域では要注意だそうです。過激派になってしまった一部勢力による、国軍関連襲撃によって一般国民が犠牲になることも多々あり、最近ではそれに反発を感じる人が増えて来たという情報もあります。
「ピンチはチャンスなり」という言葉があります。
当合同会社は定期的に情報交換会を開催して、その機会を虎視眈々と狙っています。我々の強みは、ミャンマー商工会議所連盟(UMFCCI)と強いつながりがあることです。強みを活かしてチャンスを待っています。
本年もよろしく、ご引き立てのほどをお願いします。
2023年 新年のご挨拶
年頭に当たって
合同会社TCMミャンマー
代表社員 都築 治
年頭のご挨拶を申し上げます。
日本国内ではコロナウイルスの混迷がいまだに終息せず、ミャンマーでは政変による混乱が続いています。
当社もそれにより低迷した1年でした。しかし、日本国内では混迷状態脱却への動きが見えはじめ、商店等の売り上げも回復しつつあります。ミャンマーでは、対日本の輸出額は伸びて来ており、明るい兆しも感じられます。
当社のメイン事業は、ミャンマー進出企業の支援活動です。現在、進出予定企業はほとんど無く、逆にミャンマー事業の縮小を考えている企業が多いのが現状です。地理的な条件等を考えると、東南アジアで最も有望で将来性のあるのがミャンマー国です。以前、ミャンマー商工会議所の会頭さんから、直接聞いたことがあります。「タイの連中がビビり出している」と。
ミャンマーは東南アジア最強の国を謳歌していた歴史があります。コロナウイルス発生前は、ミャンマー経済は大変な伸びを示しており、中進国に手が届きそうな勢いがありました。ミャンマーの混乱状況はしばらく続くものと考えられますが、その後は輝ける未来が待っていると信じています。
当社としましても、未来を信じ、未来に掛ける所存でございます。
今後とも、お引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。
2023年1月1日
年頭のご挨拶
新春の挨拶を申し上げます。
昨年はコロナウイルスの情報に振り回されました1年でした。その影響により、日本をはじめ主要各国はマイナス成長を余儀なくされました。当社も、例外なく活動が停滞いたしました。その中でも、ミャンマーは2パーセント程度の経済成長率を示したようです。本年は、6パーセント程度の成長率が見込まれるとの予測です。
新たな経済特区として、モン州のモーラミャイン地区が指定されました。同地区はヤンゴンとも比較的近く、東西回路につながります。同市近郊のチャイッカミがその候補地に挙がっています。同特区は深海港が可能ですので、貿易の中心地としての期待が持てます。
コロナウイルスも、早晩終息に向かうと考えられますので、本年は期待しています。当社は従前にも増して情報発信、事業展開サポートに注力を期して行く所存です。
ご鞭撻、ご引き立てのほどお願い申し上げます。
2021年 元旦
代表社員 都築 治
はじめてのミャンマー
私が始めてミャンマーを訪問したのは2004年11月28日でした。
ミャンマーについては、まだ軍事政権で国際的にも経済制裁が継続しており、
北朝鮮のような独裁国家で近隣諸国とも交流はほとんどないのではないかと、私はイメージしていました。
到着翌日は商工会議所訪問となっていましたが、ヤンゴンではミャンマーが議長開催国としてインドシナ半島5ヵ国タイ・ベトナム・ラオス・カンボジアによる「大メコン展」が開催されており、各国の物産店・各種イベント・カフェ・レストラン等が運営されており、我々はミャンマーの商工会議所の招待により主会場の会議場の最前列に席を用意されていました。
ミャンマーは、地政学上もメコン川流域地区の近隣諸国と連帯する必要があり近隣諸国も連携する必要を認識していることが充分理解でき、この半日で当初の私のイメージは吹っ飛ぶことになりました。
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翌日はミャンマー随一の観光スポットバガンに廻りました。写真は何回も見ていましたが現地の景観には圧倒されました。
大小3000基以上のパゴタが40キロの平野に林立する幻想的な光景はなんともいえません。世界の3大仏教遺跡の一つと言われていますが、実は世界遺産に登録されていないのです。私は最近までその事実をしりませんでした。理由は遺産の保護体制がまるで出来ていないとのことで登録保留となっているのです。
バガンは夕日が観光客に人気です。特にシュエサンドーパゴタの55段の急階段でパゴの最高部で勧賞するのが最高といわれ高所恐怖症を我慢して登り最高の景観を楽しみました。現在は2017年以降転落事故等もあり階段登頂は禁止となっているそうです。
バガンには古くから伝統工芸としてバガン漆器があり工房を訪ねました。伝統工芸ということで年配の職人さんが多いと思っていましたが若い人が多く、繊細な模様の下図等もフリーハンドで丁寧にこなし、すばらしい技能を発揮しており4点ほど買い込んでしまいました。
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翌日はバガンから車で約1時間のポッパ山の観光となりました。
ポッパ山と言うけれど、実際にのぼるのは麓にある標高737mのタウン・カラッと呼ばれる岩峰で頂上には寺院が聳え立っています。普通、山頂登りは山の周りをぐるぐると緩やかに登るのですがここは上り口からほぼ真っ直ぐに急な階段を登ることになっています。実は、今回の旅行は私の腰通・坐骨神経痛のため手押し車を携行して歩いてきましたのでとてもこの急階段は無理で私は下で休憩するつもりでした。ところが地元の人・居合わせたミャンマーの人達10人以上が私を担いで登ると言い出しました。太に毛布を括り付けてハンモックにし交代で担ぐといいます。こうなったらしょうがないお任せしようと決意し大勢の声援を受けて登り始めました。しかし担ぐ人は大変だった思うが担がれている私も必死で捕まっているがなんとも不安定きわまりない。おそらく、周りの人から見れば何ともおかしな珍風景だったに違いない。それでも何とか頂上にたどりつけたのは有難かった。初めてのミャンマーの旅も半分スケジュールを済ませたところですがこの辺で閉めさせて頂きます。
************************************************************************************* 記 : 柴﨑 等
「ミャンマーにおける投資環境についての一考察」
振返ると、この3年間で20回近くのミャンマー出張をしていた。
小職の場合は、殆どが中小企業をサポートする専門家としての同行出張であり、バガン遺跡などの観光地を訪れた経験が今のところない。まだまだミャンマーという国、人々の本質を知るには時間が必要だと感じている。
ミャンマーにおけるビジネス・投資環境についてだが、
2018年8月に新会社法が施行されて、会社の登記手続きは大幅に簡略化された。
しかし、
許認可等の手続きは相変わらず時間がかかっていると聞く。役所の担当部署により対応状況が異なるのが実態のようだ。人は簡単には変われない。
現在、小職の印象では多くの日本企業がミャンマーへの投資を進めているように思えるが、今年3月に発表されたJETROの「貿易・海外進出への取り組み方針と、各国のビジネス環境評価」によると、
「海外で事業拡大を図る国・地域(海外進出)」の調査ランキングでは、
2019年度は13位(調査中の10.5%)と2016~2018年の14位と一つだけランクを上げたが、
1位の中国(48.1%)、2位のベトナム(41%)、3位のタイ (36.3%)と比べるとまだまだ大きな開きがある。やはりインフラの整備がまだ不十分、ロヒンギャ問題などがいまだ未解決とかの印象も影響しているかもしれない。
喫緊の課題であるコロナウィルスの状況だが、先週ついにミャンマーでも罹患者が見つかり、一気に緊張ムードになっていると聞く。グローバルで物事を見ないといけない時代だが、この影響で半年から一年近くの停滞が出ると推測される。しかし、収まったその後は、投資が一気に進む可能性がある。
現在、小職が支援している企業の中に縫製業の会社がある。
中国の工場に加えてミャンマーでの工場建設を検討している。原材料は中国から輸入して
製造する計画であるが、今回のコロナウィルスの件で、中国だけの原料調達リスクを痛いほど感じているとの事で、原料についてもチャイナ+1を早急に検討する必要があると同社の社長が話をされていた。
スー・チー国家顧問が率いる国民民主連盟(NLD)政権の求心力が低下している中で、本年11月に総選挙が行われる。NLDが政権を維持出来るか否かで投資環境は大きく変わってくると思われるが、日本企業からの投資は引続き増えていくと思われる。
2年~3年先には、より多くの投資がミャンマーでされる事を期待している。
2020年3月28日
酒向 記
ヤンゴン近況(2020/03)
ヤンゴンの活況は、いまだ薄れていないようです。
大型プロジェクトは、進行中または、計画中のものが多く、人々の消費意欲は、依然活況(市場の雰囲気より)を呈しています。
コロナは、蔓延しているはずですが、まったく意に関せずといった雰囲気を感じます。
先日 タイのアマタグループが、ダゴン東部(ヤンゴン中心より北東へ20Km・国道2号線沿線)に800ヘクタールの新工業団地をミャンマー政府と合弁で作る計画を発表し、日系企業の参入を呼び掛けています。ダゴン地区は、もともと多くの地場産業工場がありヤンゴン・マンダレー鉄道の沿線でもあり将来性の高い場所だと思います。
コンドミニアムという名称の集合住宅と商業施設の地域開発は、随所に見られ当社から都心に向かうパラミ駅近くにも韓国企業による「INNO CITY」なるものが作られておりミャンマー人の目からすると韓国の方が、勢いがあるように映るようです、若者に興味あるものを聞くと恥ずかしそう(申し訳なさそう)に「K PoP」「K-Cosme」「韓国ドラマ」とかえって来ました、「KAWAII」「AKB48」は、知らないそうです、日本の存在感が薄くなっています。
当社の目の前でも不動産開発(宅地開発?担当者は、詳細知らず)が始まり、良いお客さんになってくれています。開店以来周辺に同業者が、増えて来て資金不足と人材不足のため焦りを感じる状況です。
井口
写真:右から、旧庁舎1改、旧庁舎2改、向かいの開発風景
令和2年の春を迎えて
令和2年の春を迎えて
代表社員 都築 治
令和2年、新年を迎えて早やひと月が過ぎました。当社は、平成7年に経営コンサルタントの集団として創業しましたが、平成29年新しい社員を加え、合同会社に組織を変更し、新規設立したものです。設立して間もない会社ですが、おかげさまでまずまずの成果を上げています。
ミャンマーでの新会社設立支援、講演活動、ミャンマーでの拠点確保、他団体への協力・支援等々です。
米欧の経済制裁等によるミャンマーの不遇な時代にも、我々は何度もミャンマーに訪れ様々な活動をして来ました。ボランティア的な活動になってしまいましたが、経済界の重鎮たちの知遇を得ることができました。これが現在の当社の武器になっています。財界とのネットワークの信頼度では、他社の追随を許すものではありません。
ミャンマーは本年11月に総選挙があり、ラカイン州の問題、少数民族の問題等々を抱えて多難ですが、今年度の経済成長率は6%を超える高い伸びが期待されています。我々はミャンマーとの強い絆を活用して、微力を尽くして本年も頑張りますので、一層のご支援のほどをお願いいたします。
令和2年2月1日
講演「ビジネスマッチングのポイント:合弁事業のケース」
11月2日にNPO法人アジア中小企業協力機構主催のセミナーで
本セミナーでは、
まだ、企業名は公開できませんでしたが、
セミナーの後、参加者からいくつもの質問があり、
個別のご相談もお受けしております。
ミャンマー祭り 2019
恒例のミャンマー祭りが、芝増上寺で令和元年5月25日(土)、26日(日)の両日開催されました。
好天に恵まれ30℃を超える猛暑日でしたが、大変多くの来客を頂けました。
当社の提携団体の一般社団法人日本ミャンマー友好協会はブース2つを確保致しました。
・写真の掲示、・タナカの石鹸販売、・「さくら観光社」の旅行案内、・ミャンマー最大の化粧品会社「シュエピィナン社」の化粧品紹介等を行いました。
当ブースへ駐日ミャンマー大使、阿部昭恵総理夫人、多くの方々に訪れて頂きました。
謹賀新年
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。 本年度も、引き続き、皆様のお役立ちを目指して、 社員一同、誠心誠意を尽くし邁進して参ります。 本年も、何卒倍旧のご支援賜りますようお願い申し上げますとともに、 皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。 さて、 今年もミャンマーは活気あふれる一年が予測出来ます。 ヤンゴン中心市街地と川の対岸を結ぶ大架橋の建設が新たに始まりました。 韓国が事業費の大半を政府系開発援助(ODA)で融資し、対岸に工業団地も整備するものです。 *ヤンゴンでは「人口1000万人」のメガ都市に発展する可能性があると云われています。 ミャンマーは今、日本と中国の協力も得ながら、市内を流れる河川への架橋と、 対岸の住宅地や工業団地の開発が急ピッチで進んでいます。 *日本の援助で架け替えが進む、バゴー橋。 *中国国有企業が事業権獲得の見込みの、ヤンゴン西部。(橋の建設も含む) *韓国の援助で着工開始した、ダラ橋。« 次のページ